上田歯科医院

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富山県小矢部市新富町8-11

ママとこどものはいしゃさん

むし歯・歯周病・予防歯科

むし歯治療

むし歯が発生する原因と予防

むし歯とは、お口の中の細菌が作り出す酸によって、歯が溶かされる病気です。

お口の中の細菌は糖分をエサとして、歯の表面にネバネバしたプラークを作ります。

プラークの中で増殖した細菌は、糖分をさらに摂取して酸を作り、歯を溶かしてしまいます。

むし歯のリスクは「細菌の数」「歯の質」「糖分」の3つの要因に「時間の経過」が加わることで高まります。

むし歯を予防するためにも、正しい歯磨きや甘いものを控えるなど、セフルケアと生活習慣の見直しを心がけましょう。

むし歯のサイクル

痛みの少ない治療

当院では患者さんの負担を減らすために、痛みの少ない治療を行っています。

マイクロスコープ

なるべく削らない治療

マイクロスコープは医療用の顕微鏡です。

肉眼や拡大鏡では見えない細部をマイクロスコープで確認することで、むし歯部分を的確に把握し、健康な歯を削りすぎることなく丁寧な治療を行うことができます。

表面麻酔

麻酔注射が必要な場合は事前に表面麻酔を使用します。

歯ぐきの感覚が麻痺するので、注射針を刺す際の痛みを軽減できます。

表面麻酔は塗り薬ですので痛みはありません。

むし歯の進行度と治療方法

初期のむし歯(CO)

初期むし歯とも呼ばれます。歯の表面が白くにごってくすんで見える状態です。 
まだ元の健康な歯に戻る可能性がありますが、放っておくとむし歯が進行してしまいます。

《治療方法》
歯のクリーニングを徹底して、経過を観察していきます。

初期のむし歯(CO)

初期のむし歯(C1)

歯の表面をおおっているエナメル質が脱灰(歯が溶ける)している状態です。 
痛みはあまり感じませんが、歯の表面が白くにごっていたり、茶色などに変色してザラつく事もあります。 

《治療方法》
削るとしても少なく済み、詰め物による最小限の治療で改善します。

初期のむし歯(C1)

ぴったり合った白い詰め物

コンポジットレジン

初期のむし歯であれば削る量が少ないため、光で硬化させるコンポジットレジン(保険適用)で比較的簡単に治療を行うことができます。より良い素材をご希望の場合は、自費のコンポジットレジンをご提案いたします。保険診療の素材より強度と美しさに優れているため、長期にわたって快適な生活を送ることができます。

マイクロスコープ

装着の際は、隙間のないようぴったりと調整することが大切です。マイクロスコープ(医療用顕微鏡)を使用した境目のない美しい仕上がりは、二次カリエス(一度治療した歯がもう一度むし歯になること)の予防にもつながります。

進行したむし歯(C2)

むし歯が象牙質の層にまで進行し、穴があいています。

冷たいものを食べると歯にしみることがあります。

《治療方法》
むし歯部分を取り除き、詰め物を詰める処置を行います。削る量が多くなると、全体を覆うかぶせ物になることもあります。

進行したむし歯(C2)

歯髄まで進行したむし歯(C3)

むし歯が大きな穴になって象牙質のすべてに及び、神経まで達したむし歯です。

何もしていなくてもズキズキと激しい痛みを感じるようになります。

《治療方法》
神経まで細菌に侵された場合、神経を取り除く歯内治療を行う必要があります。

歯髄まで進行したむし歯 (C3)

歯の根の治療(歯内療法)

精密さが求められる治療

歯の土台が健康であれば、ご自身の歯を長く残すことができます。

当院ではなるべく抜歯をせず、歯の根の治療(歯内療法)を行うことで、患者さんご自身の歯を可能な限り残せるよう努めています。

治療の際は、まず歯の内部の細菌感染部分をきれいに除去する必要がありますが、根管は細く複雑な形状の場合があるため、ミクロン単位での高度な技術を要します。

歯の根の治療

感染源を確実に除去します

当院では根管治療にマイクロスコープ(医療用顕微鏡)を用いて根管の細かな部分までを確認しながら治療を行ってまいります。感染源を確実に除去すると共に、健康な部分を削りすぎることもないため、患者さんに余計な負担をかけません。

マイクロスコープ

だ液による感染を防ぎます

症例に応じてラバーダムを使用します。だ液による感染や汚染を防ぐ効果があります。また舌や頬粘膜を誤って傷付けるような事故も防ぐことができるので、患者さんにとっても安心です。

ラバーダム

歯内療法の完了後、なるべく早く白い歯を入れたい方は、当院のCAD/CAMシステムにより最短1日で白い歯を作ることもできます。

CAD/CAMシステムの詳細はこちら

歯質が失われた歯(C4)

歯のほとんどが崩壊した状態です。歯の根まで細菌に感染し化膿します。

このままにしておくと神経が腐敗し、歯周病のリスクが高まります。

《治療方法》

多くの場合は抜歯が必要となります。

失った歯を補う治療として、入れ歯やインプラントを検討します。

歯質が失われた歯(C4)

定期的なメインテナンスで再発予防

治療が終わったあとは、メインテナンスで再発を予防しましょう。

3か月に1度程度の間隔で定期検診をおすすめしています。

定期検診では口腔内チェックや各種検査、歯垢・歯石除去などの予防処置を行います。

むし歯や歯周病の予防だけでなく、白くて健康な歯を保ち、トラブルは早期発見・早期治療できるよう、当院のメインテナンスをご活用ください。

予防治療の詳細はこちら

定期的なメインテナンスで再発予防

歯周治療

歯の喪失原因の第1位は「歯周病」

歯周病とは感染症の一種で、歯肉、歯根膜、歯槽骨などの、歯を支えている周辺組織が歯周病菌によって破壊されていく病気です。放置していると歯周病が進行し、歯が揺れて噛めなくなり、最後には抜けてしまうこともあります。

30歳以上の約80%が歯周病にかかっており、歯の喪失原因の第1位でもあるため、「国民病」とも呼ばれています。

歯周組織

歯周病の発生要因

歯周病の原因はプラークの中の細菌です。

歯肉と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があります。このポケットにプラークがたまり歯石をつくることで、ポケットのすき間が押し広げられます。

これにより歯肉が炎症を起こし症状が悪化すると、やがては歯を支えている骨を溶かしていきます。

プラークはブラッシングが充分でなかったり、糖分をたくさん摂取することで増えていきます。日々の生活習慣も歯周病を作り出す要因と言えるでしょう。

歯周病の原因

位相差顕微鏡

位相差顕微鏡

歯周ポケット内のプラークを採取し、位相差顕微鏡を使用してプラークの中の細菌を調べます。

原因となる細菌が分かることで、歯周病の進行リスクや患者さんに合った治療法が分かります。

全身疾患との関係

昨今の研究では、歯肉炎が全身に多くの影響を与えることが明らかになっています。

歯周病は口腔内だけの問題ではなく、心臓病や糖尿病などを悪化させる恐れがあります。

また逆に全身の様々な疾患が、歯周病の発病や悪化の原因となることもあります。

歯周病を予防することが、ほかの病気の予防にもつながりますので、食生活を含めた生活習慣の見直しを心がけましょう。

全身疾患との関係

自覚症状

歯周病は痛みがなく、ゆっくりと気がつかないうちに進行するため「サイレントディジーズ(静かなる病気)」とも表現されます。

大切なのは早期発見、早期治療です。自覚症状が少ない中でも、歯周病の手かがりとして次のような症状があげられます。思い当たる方は、お口の状況確認のために、一度歯周病検査にお越しください。

  • 歯肉が赤く腫れている(健康的な歯肉はピンク色でひきしまっている)
  • 口臭が気になる
  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする
  • ブラッシング時に出血する
  • 歯ぐきから膿が出る
  • 歯がグラグラする
  • 硬い物が噛みにくい
  • 歯肉がむずがゆい、痛い
  • 最近歯が長くなったような気がする

歯周病の自覚症状

歯周病の進行度と治療法

歯肉炎

歯ぐきに炎症が起きています。

歯を磨いたりリンゴなどをかじったりすると出血することがあります。

《治療方法》
早期発見の場合は正しい歯磨きだけで症状が改善することがあります。

歯肉炎

軽度の歯周病

ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が広くなります。

そこから出血したり膿が出たりして口臭を感じる場合があります。

《治療方法》
歯科医院にて歯石の除去を行います。その後、歯磨きの仕方や生活習慣を改めることにより症状の改善を図ります。

軽度の歯周病

中度の歯周病

ポケットでの炎症が慢性化し、歯根膜、歯槽骨が先端部より溶けてきます。

口臭もあり歯が浮いた感じがします。強く噛むと痛みを伴い、歯がぐらついてきます。

《治療方法》
歯石の除去に加え、細菌感染によって汚染された部分も専用の器材にて清掃します。この治療で症状が改善されれば、メインテナンスに移行します。

中度の歯周病<

重度の歯周病

歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまいます。

歯根が露出し、歯のぐらつきがひどくなり、最後には抜けてしまうこともあります。

当然、硬いものは食べられません。

《治療方法》
この状態まで進行してしまうと、手術等の外科的治療の検討が必要となります。

重度の歯周病

歯周病は予防できます

治療が終わったあとは、メインテナンスで再発を予防しましょう。

3か月に1度程度の間隔で定期検診をおすすめしています。

定期検診では口腔内チェックや各種検査、歯垢・歯石除去などの予防処置を行います。

むし歯や歯周病の予防だけでなく、白くて健康な歯を保ち、トラブルは早期発見・早期治療できるよう、当院のメインテナンスをご活用ください。

歯周病は予防できます

予防治療の詳細はこちら

予防歯科

予防歯科でお口の健康を守りましょう

メインテナンスサイクル

プロフェッショナルケア

歯が痛くなったり違和感を感じたりしてから歯医者に通うのではなく、これからは定期健診でお口の健康を守りましょう。

「毎日きれいに歯磨きをしている」と思っていても、バイオフィルムや歯石はブラッシングでは落としきれません。

3か月~半年に一度定期検診にお越しいただくことで、お口の健康維持をしっかりサポートさせていただきます。

ご自宅での正しいセルフケアと、歯科医院によるプロフェッショナルケアで、大切な歯を守りましょう。

メインテナンスの主な内容

PMTC

PMTCとは、歯科医師、歯科衛生士が行う歯のクリーニングです。

専用の器具とフッ化物入りペーストを使用して、歯の汚れを除去していきます。

むし歯や歯周病の予防管理を目的としてシステム化された、予防歯科の代表的な治療法です。

PMTC

フッ素

フッ素

フッ素には大きく3つの働きがあります。
フッ素を塗布することで、むし歯予防に次にような効果を発揮します。

1. 歯を強くする

フッ素が歯に取り込まれ、むし歯に強い(酸に溶けにくい)歯を作ります。

2. 再石灰化を促進する

初期むし歯の再石灰化を促し、治癒を助けます。

3.むし歯菌を抑制する

むし歯菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。

歯科医院で使用するフッ素ジェルは、市販のジェルに比べて濃度が高く、効果が出やすいものを使用しています。

濃度の高いフッ素でもごく少量ですので、お身体には無害です。小さなお子さんにも安心してご利用いただけます。

ご自宅でのケアと定期的な歯科医院のフッ素塗布で、むし歯になりにくい歯を作っていきましょう。

ブラッシング

ブラッシング

メインテナンスの最後には、ご自宅でのセルフケアのためにブラッシング指導を行います。自己流の磨き方では、磨き残しができたり歯を痛めたりするので、正しい磨き方をマスターしましょう。歯間ブラシやデンタルフロスなど、ケアグッズの使い方もご案内します。

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